
「隅田の花火」、「ひな祭り」、「ダンスパーティー」……最近のアジサイには、どれも本当にユニークで可愛らしい名前がつけられています。花屋さんの店頭を歩くと、数多くの種類のアジサイが並び、しっとりとした雨の季節の到来を感じます。
ところで、皆さんは「アジサイ」と聞くと、どんな景色が浮かびますか?きっと多くの方は、古民家の軒下や苔むした裏庭、雨に濡れた寺町の情景などを思い描かれるのではないでしょうか。長い間、私にとってもアジサイは、どちらかと言うと、日陰に控えめに咲くイメージでした。
しかし、そんなイメージを、がらりと変えてくれる出会いがありました。
訪れたのは、サンフランシスコ。「世界一曲がりくねった坂道」として有名なロンバード・ストリートです。美しい街並みの急勾配を彩るように、大輪のアジサイたちが「私を見て!」と主張するかのように咲き誇っていたのです。青空を背景に、堂々としたその咲きっぷりに、すっかり魅了された私は夢中でシャッターを切りました。
「あなたたち、本当に日本でいつも私が見慣れていたアジサイなの?」
同じ花なのに、場所が変わるだけで、こんなにも表情が変わるなんて…。大谷さんもそうだけど、日本生まれのアジサイが海の向こうでも大活躍しているのが誇らしげでした。(中国生まれの私が言うのも変ですけど)
場所を選ばず、その地に寄り添ってアジサイが美しく咲くように、私たちもどんな環境でも、自分らしい花を咲かせていきたいですね。
L.J.

