♪平成29年度 関原大連奨学金奨学生の作文が届きました♪

2017年10月 3日 Posted in 活動報告

*平成29年度 関原大連奨学金 奨学生からの作文をご紹介します*

今年4月から9月まで関原大連市留学生奨学金を受給された、九州共立大学 李 新宇さんが北九州市での生活について作文を提出してくださいました。

李さんは、9月に九州共立大学を卒業し、来年の春から大学院へ進学される予定です。

とても明るく社交的な性格で、趣味は山登り。元気で活発な李さんです。(^^)

将来は日本の企業に就職するのが夢だそうです。

今後のさらなるご活躍を期待しています。

 

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北九州市での留学生活

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春節に帰国するたびに必ずすることがある。

それは、今自分が住んでいる北九州市の様子を実家の祖母に話すことだ。

 

祖母は昭和8年に生まれ、その後戦争を経験した。

2年前、私が日本に留学するという決意を話した時、どんな気持ちなのかは聞かなかった。出発直前、「周りの人と仲良くしてね。」と祖母は私に言葉をくれた。

しかし、日本に来てからは、中国の大学の2年間をきちんと勉強して取り戻したいと思う気持ちばかりが先走り、一緒に留学してきた同朋との関わりは浅かった。バイトですれ違いが多いし、同じ授業を受けたとしても、授業中は会話も出来ない。

ますます、異国にいる自分の孤独を感じるようになった。

週に1回の祖母とのビデオチャットだけが頼りだった。

「中国人だけじゃない。日本の方にも気軽に話しかけてみれば?道に急ぐことに専念すると、道端にある景色を失うのよ。」と祖母は言ってくれた。

それからは、醍醐味を知ったかのように、今まで知らなかったことを一つずつ体験していった。小倉の魚町商店街では初めて会ったおばあちゃんと話が弾んで、定食をご馳走してもらった。皿倉山を登って、頂上に着いた後の汗と苦労を風で拭き取った快感、門司港の花火大会を見に行った楽しさ…。

平凡で穏やかな日々が続き、気づけばあっという間に2年間が過ぎた。

北九州の景色を何度も祖母に話したが、いつも初めて聞いたかのように聞いてくれる。

祖母が言った通りだ。「知らず知らずのうちに、私たちって意外と日本とご縁があるわね。」

平和の時代だといっても、戦争の気配がするような気がする。これから卒業した後日本で就職したい、伝書鳩のように、日中両国の人たちにお互いに平和への願念を伝えていきたい。


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